謎の70年代



平成生まれの我々にとって、
古代メソポタミアと日本の70年代、どっちが謎かといえば、
圧倒的に後者の方が謎に包まれています。

古代メソポタミアは、はなっから我々と全く違う生活だとわかっているから、
何が出てきてもそんなに驚くことはないんでしょうが、
70年代の日本に関して調べていると、「これは本当に日本なのか?」と思います。
そして、そっから半世紀もたたないうちに現代の生活になっている、
ということが本当に信じられない。
感覚としては、まさしく40年前が古代メソポタミアだったような感覚です。
価値観とか形式とか服装とか、まったく違う。

音楽もぜんっっぜん違っていて、
70年代ポップス(特にコミックソング)を聴いているとおもしろい。
それは、歌詞がおもしろいというのもあるし、音楽的にもおもしろい。

上の『老人と子供のポルカ』はその最極北といってもよくて、
これが歌として流通していることがおかしい。
そもそも左卜全さんが微妙に歌えてない。(音程、リズム、歌詞すべてにおいて)
この曲が40万枚も売れたという事態が異常。

おまけに歌詞の内容は一見無意味ですが、実は結構パンク精神あふれています。
詳しくはWikipediaに「老人と子供のポルカ」の項目が載っているので、
そちらを参照していただければ分かるかと思いますが。

ほかにもなんか、こんな曲がマジで40~50年前に流れていたのか、マジかおいおい、
という歌が、たくさん見つかります。このへんちゃんと聴いて研究したいね。



ドリフターズは、形式こそ違うものの、けっこう今のポップスに通じるようなとこが
あるような気がします。「キャッチーさの図式」にちゃんと当てはまってる感じがします。

それから、音楽だけじゃなくて、テレビも今と相当違っていたらしい。
『8時だョ!全員集合』や『11PM』、そして山口百恵という大スターがいた。
これはいったいなんなんだろうマジで。
不思議な時代です。
それは70年代だけじゃなくて、60年や80年代もそうなんですが。
何か根本的なとこで突然変異が起きたようにしか思えない。
その正体はなんなのかということが今けっこう気になってます。

今、『テレビはなぜ、つまらなくなったのか』という本を読んでいるんですが、
読んでてパッと思ったのは、時代はだんだんベールをはがす方向に動いてきたんだな、ということです。
「リアリティのあるものが面白い」という方向にどんどん加速していき、
芸能人の私生活やら、お笑いタレントの普通の喋り、そういったものを
取り上げれば視聴者は喜ぶだろう、という方に突き進んできたのかなーと、
まあ割とあやふやな仮説ですが、そんなことを感じつつ読んでいます。

この20年~40年代のあいだに起きた価値観の転倒ってのは相当激しいので、
どっちの時代を生きたかで、たぶん価値観はまったく違っていると思います。
それが上下関係にそのままつながっているということは、
たとえていうと、戦国武将がヨーロッパ人を統治しているような状況です。
そらあうまくいかんし世代対立もあるわな、という感じで。
でも、若い人の意見を全面的に取り入れたら、それはそれで、
今度年上の人が困るんだろうな、という気もしますし。
難しいですねえ。
「難しいですね」という、テレビでおなじみの何も言ってない結論ですいません。
70年代について勉強しようと思います。あの時代の空気をつかみたい。

広告

0 Responses to “謎の70年代”



  1. コメントする

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中





%d人のブロガーが「いいね」をつけました。