就活にエンターテイメントを

なんか就活の話が多くてすいませんが、今回もその話です。
この時期ですからしょうがないといえばしょうがないのですが、
そんなに就活のことばかり考えてもねえ、という気持ちはあります。
でもまあやらざるをえないので考えます。

自分はあまり就活に積極的ではないほうで、
ベースにある考え方としては、「就活、カッコ悪い」というのがあります。
なんかもう、リクルートスーツにすら嫌悪感、みたいな。
就活をしてる人がカッコ悪いというわけじゃなくて、
就活っていう行為はカッコ悪いよね、という感覚です。念のため。

その理由については、いままでいろいろ考えてきましたので、
わざわざもう一度言わなくてもいいように思います。省略。

むしろ考えたいのは、就活っていうものが、
どうやったらワクワクするようなものになるか、おもしろくなるか、
という方法についてです。

なんというか、今就活してて(というほどしてないんですけど)思うのは、
就活にはリアリティがないし、ワクワクがないし、重大性が感じられない、
ということですね。

「リアリティ」というのは、たとえば、
「就活で人生大きく決まっちゃいますよ」とはよく言われますが、
ほんまにそうなのか?ということの疑わしさです。
なんかそうでもない人をいっぱい見ているので、
たかがこの2ヶ月程度では人生決まるもんじゃないだろう、と思っています。

それは大学についてもそうで、大学レベルになると、
正直どこ行ってもそんなに変わらないと思います。
一番人生変わるのは小中高だと思います。まあそれはいいんですが。

あと、そうそう、例えば、入ったら一生その会社から出られないならともかく、
たぶん5年ぐらいしたら会社変わってるんじゃないかな、というイメージを持ってるので、
そのへんの違いも「就職で人生決まるよ」観が受け入れられない原因かと思います。

まあ、5年はちょっと短いか。10年ぐらいすれば転職してる気もします。
いや、でも10年もかからないような気も。
まあでも5年という時間は長いですから、それをどこで過ごすのか、
って考えると、そりゃまあ確かに、そこそこ重大な決断ですわな。

我々は長期予測があまり立てられない時代に生きているので、
「とりあえずこの5年どう過ごしたいか」ということで考えてみるのはアリかもしれません。

あ、でも単純に5年ということを考えると、外務省につとめて、
イラン・トルコに留学したいね。いや~したいね。
で、官僚という人々が本当にダメな人々なのかどうかは、
入ってみないとまったく分からないとこがあると思うので。5年いてみて判断したい。

たとえばの話、「目先の利益を追う就活」というのも、
それはそれで、モチベーションが上がるんじゃないかと思います。
給料がいいとか。モテるとか。海外に行けるとか。

まあでも、そうでもしないと、就活ってなんか、えらいぼんやりしてるんですよね。
それは単純に、俺がぼんやりしてるということでもあるのですが、
「この企業につとめた場合とこの企業につとめた場合では人生がどう変わってくるか」
なんていうことは、究極的にわからんわけですから、
そもそも企業のあいだに優劣がないんですよ。目先の利益を除けば。

つまり、自分が行きたい企業に行けるかどうかわからない、ということと、
行きたいと思ってた企業に行っても幸せかどうかわからない、という、
二つの大いなるぼんやりがあるわけです。

これを煎じつめていくと、「偶然性の就活」ということになってくると思います。
志望度・業界・給料などといった諸条件をほとんど無視して、
「まあ、いいんじゃね?」といった企業をすべて受けてみるという。
実際そうしてる人もいるみたいです。100社ぐらい受けてる人っていうのは、
だいたいその精神状態なんじゃないかなあと。

でも、100社ってなると、実は大企業だけ数えても余裕で100社いってしまうわけで。
1000社受ければ、就活というものが根本から変わる気がします。
1社1分としても16時間40分ですから、異様に時間はかかりますが、
なんかそうなるとね、異常な状態になる気がします。革命が起こります。おそらく。
人事と一体化します。あと、スーツが私服になるとか。

これはあくまで「僕のまわりが」という話なので、若者全体が本当にそうかは分かりませんが、
今の若い人はけっこう理屈っぽいと思うのです。とても合理的。
そういうときに非合理な説得をしてもしょうがなくて、
たとえば1000社受けるということを想定してみたら、
「なぜ大企業志向はあかんと言われるのか」ということが、見えてくるんじゃないでしょうか。
おっさんには非合理な説得が効果的かもしれませんが、
そうではない世代・人ももちろんいて。

ちょっと話がズレてきましたね。
おもしろい就活の話ではなくなってきた。

まあ、長くなってきましたので結論を書きますと、
「まじめに就活やる気がしない」という人は、就活を使って遊んでみたらよいのではないかと。
それはなにも、本当に面接のときにふざけるということではなく(それはかなり良いことですが)、
極端な就活を考えてみるということですね。
エントリーシートの志望動機を小さい字で気持ち悪いぐらいびっしり埋めてもよいか、とか。
志望動機は「入りたいと思ったから」の10文字ではダメなのか、とか。
自分の大学生活に関する完璧なストーリーを作ったらほんまに通るだろうか、とか。
それが出版社や新聞社だったらむしろバレてもオッケーなんじゃねえか、とか。
いろいろ遊んでみたら、いいのかなと。
遊ぶこと自体は「就活」には入らないから、就活嫌いでもやりやすいですし。
そういう一手を打ってみてはどうでしょう。

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4 Responses to “就活にエンターテイメントを”


  1. 1 nijikawa55 2012年1月23日00:02

    去年就活をしていた身なので1つ。
    僕は説明会は「スーツで来い」と書いていない限り、全部私服で行きました。
    結果、「何で私服?」と良い意味でも悪い意味でも関心を持ってもらえることはありませんでした。
    結局、人事にとって学生はあまりにも多すぎるのですね。いちいち見てらんない。

    で、がんがん落ちて、結局入れたのは「ここの人に会うならスーツ着てもいっかー」って思えたところだけでした。僕にとっての就活は、そんなものです。

    就活を面白くできたらなぁと思うのですが、奴らは強大です。なぜなら、就活をつまらなくしてるのは他でも無い学生自身だからです。
    とある人事の人がこれまでで1番印象に残っているのは(採用に結びついたかは別にして)、枠をガン無視した履歴書を送ってきた学生が「自分は枠にはまらない人間です!」と高らかに主張したことだそうです。
    善し悪しはどうあれ、アプローチの仕方は自由です。
    それで自分の価値を十分に(相手に分かって貰える形で)伝えられるなら、歌でも踊りでもなんでもしたらいいだろうなぁ、と今では思っています。もちろん、大企業に対しては論外ですが。

    取りとめも無く書きました。就活に関してはほんと幾らでも話せると思うのですが、それも迷惑なのでこの辺で。
    opinoki氏が面白い就活をあみだすことを願いつつ。

    • 2 opinoki 2012年1月23日00:58

      わ、コメントありがとうございます。
      そして、虹川さんが実はこのブログ上初コメントです。

      「ここの人に会うならスーツ着てもいっかー」と思ったところに通ったというのは、
      なんだか因果応報的でおもしろいですね。
      それはそれで、人事の人に見抜く目があった、ということかもしれません。

      僕はあんまりフォーマットからはずれたくはなくて、
      履歴書もふつうの文章を書きますし、面接もふつうの受け答えをすると思います。
      本命となると、そういうリスキーなことはしづらいでしょうしね。

      まあでも、パフォーマンス的なものも、必然性があるならやってもいいんじゃないかと。
      パフォーマンスありきで考えるという方法もありえますが。

      「面白い就活」といえるかわかりませんが、
      「こう考えて行動したら、意外に就活もおもしろいよね」というものを
      発見できたらなあ、と思いますね。「学生のほうが偉そうな就活」とか。

  2. 3 かんちゃん (@nijikawa55) 2012年1月24日00:24

    実はずっとコメント書きたいな~と思っていたのですが、あまり書き散らかすのもどうかと、思い留まっていた次第です。
    自分も文章書くのが好きなので、これからもちょこちょことコメントするかもしれませんが、ご容赦いただければ幸いです。

    「フォーマットから外れたくない」というのは最近自分の中で割とホットな感覚でして、
    「常識から外れるのは恥と外聞を捨てれば割と簡単だよな、
    大事なのは枠の中で如何に斬新さを見せるか、或いはぎりぎりで枠を広げるかだよな」
    なんてことを思っています。

    学生の方が偉そうな就活、いいですね。
    個人的には、若手社員と学生がごっちゃになって、
    誰がどこの学生/社員かすら分からない、みたいな就活があったら面白いんじゃないかなぁと思いますね。

    • 4 opinoki 2012年1月24日09:53

      いえいえ、コメントがつくのはありがたいことですので、
      書きたいことがあればどんどん書いてもらって結構です。

      新しいフォーマットだと、なかなか受け入れてもらうのに時間がかかるので、
      1回短期勝負の就活においてはあまりよい手段ではないかなあと思います。
      でも、必要とあらばフォーマットをはずれる勇気は持っておきたいですね。

      スーツを着てると学生も社員っぽく見える人がたまにいて、
      混ざるとわからなくなるでしょうね。話の内容でバレてしまいますが。

      就活って、けっこうお互いの本音をひた隠しにする場所になりがちなので、
      たとえば仮面舞踏会みたいな感じで匿名性が保たれれば、
      新しい就活が生まれるかもしれません。それがよいものかどうかは微妙ですが。


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