法制史はおもしろい

どうも、おひさしぶりです。
長かったテスト期間も、残すところあと1つのテストのみとなり、
多少考え事をする余裕も出てまいりました。
できればこういう余裕は会社に入っても持ち続けたいものです。
過重労働は私が一番嫌いなものなので。そこが就活のネックでもあるんですが。

あ、というか労働時間についてちょっと勉強してみたいですね。
たぶんそういう新書や単行本は出てると思うので。

小倉一哉という人が、この分野ではけっこう本を書いてるようです。
『エンドレス・ワーカーズ―働きすぎ日本人の実像』
『会社が教えてくれない 「働きかた」の授業』
『過働社会ニッポン―長時間労働大国の実態に迫る』など。
あとまあ、他の著者で気になる本としては、
太田 肇『「見せかけの勤勉」の正体』
森岡 孝二『働きすぎの時代』
森岡 孝二『就職とは何か――〈まともな働き方〉の条件』
武田 晴人『仕事と日本人』
荒井 千暁『職場はなぜ壊れるのか―産業医が見た人間関係の病理』
などなど。このあたりをちょっと読んでみます。
読んだことによって働くのが嫌になったらちょっと怖いですけども。

話がだいぶ脱線しましたが、
まあテスト期間中、けっこう忙しくて、久しぶりに勉強ばっかりしてたんですが、
そこそこおもしろかったなー、とも思っていました。
国際法と憲法は単純に大変だったんですが、
ほかに「犯罪学」「西洋法制史」「東洋法史」を受けていて、
これがけっこーおもしろかったな、と思います。

法律の勉強って、なんだかんだ言って、
「もうがっちり決まっちゃってるものの暗記」なんで、
そこに新たな解釈をはさみこむ余地があんまりない。
法制度史とか犯罪学ってのは、
「ある事柄についての考察・分析」ですからね。
あんまり暗記って感じでもないんです。
どういう先生がそれを教えるかにもよりますが。
法制史であれば、その時代の人が何を考えてどういう法律を作ったか、
という、「考え方」に結構焦点があたることが多いんです。
一個一個の法律の内容に深入りしていると授業が進まないので、
この時代とこの時代ではどう違う、っていう概要だけがパッとわかる。

自分の個人的な関心って、要約すると、
「人が何をどう考えているのか」というとこに行きつくなぁと、最近思いまして。
たとえば、現実の政治には興味がないけど、政治学には興味があるとか。
政治派閥には興味がないけど、政治家個人には興味があるとか。
そういう関心の持ち方をするので、そういう自分にとっては、
「法制史」ってのはものすごくおもしろい学問でした。
よくよく振り返ってみると、3年の前期で「日本法制史」をとり、
3年後期で「西洋法制史」「東洋法史」をとっているので、
これで受けられる法制史授業はすべて制覇したことになります。

残すところ、あとは東洋法史の試験だけなんですが、これがまた実におもしろい。
東洋っていうよりも、実際は中国の法制史なんですが、
中国っていうとこは、まるで法律に対する考え方が違うんですよ。

つまり、我々にとっての「法」というのは、「抽象的な存在」であって、
かつ「かなり安定したもの(不変なもの)」です。
何か事件が起こったら、そのルールに照らし合わせて、
事実判断をしたのちに、この行為はどれに当たるので、これだけの罰になる、
などということを決めていくわけです。それは西洋法にとっての大前提です。
ところが、中国においては、法っていうのがそんな特権的な地位を占めていません。
法律もたしかに有力な規範ではあるんだけれど、
それ以外にもっといろいろな(目に見えない)規範があって、
それらをすりあわせた上で、今回の争いに対してはどのような結論がふさわしいか、
っていうことを、その場その場で決めていくという形式なんです。
で、しかも、その結論自体もひとつの規範にすぎなくて、
当事者が納得しなければ、また別の人の判断をあおぐ、という仕組みになっていて、
法律から自動的に結論が導き出されないんです。

いわば、法ありきじゃなくて、紛争解決ありきで話が進んでいて、
民間で行われるけんかの仲裁の延長線上に法がある、という状態です。
つまり、紛争が平和裏に解決すればその手段はなんでもよくて、
その手段のひとつとしての法律です。法律外で決着がつく部分もきわめて大きい。

たぶん、我々が「傲慢だ」と思う中国のパクり問題や領土問題も、
このへんの法律認識とセットになっていて、
彼らの枠組みのなかではむしろ全然オッケーなことなんだ、というのが、
東洋法史を学ぶことでなんとなく見えてきます。
日本が本格的に文句を言わないかぎりは中国は権利を主張するし、
権利とはそのように、実体的な行動の中にのみ存在するものだ、と思います。
で、中国側の法律の理屈も、ちゃんと勉強してみると、
それはそれでものすごくよくわかるし、ある意味西洋法よりすぐれている部分もある。
そのように、我々とはまったく別の法に対する考え方が存在している、と気づいた時、
ものすごく「あぁ~~!」と思いました。
「こういう考え方があったのか!」というのは勉強してて楽しい瞬間ですが、
東洋法史を勉強しててもそれがありました。

たぶん私は、そういった、「外国の」「古いもの」に感動することが多くて、
そういうジャンルのものをもっと本格的に勉強していくと、
次々と新しい考え方を発見できるような気がします。
たとえば、今マルクス関連のものを読んだりしているんですが、
これもなかなかにおもしろくて、ふだんとはまったく違う考え方が出てきます。
でも意外に共感できるところもあったりして。

他の人が、そういった「新しい考え方」についてどれぐらいワクワクするのかは
ちょっとわかんないんですが、まあでも、勉強してて自分がツボなことがわかりましたし、
これは結構就活で言っていってもいいんじゃないか、とも思います。下世話な話ですが。
とはいえ、ほかにもワクワクすることはいろいろあるわけで、
そちらのほうも忘れないようにしたいと思います。でもまあそういうのはおもしろいと。
ということで、たいした結論もないのですが、終わります。
ではでは。

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