やってみないとわからない?

小説家みたいな生活をしています。
本を読んで、文章を書き。たまに音楽を聴き、太鼓をたたき。
なんだか老後みてえな生活だなあ、と思って、若干、いや、
大いに不安を感じています。なんか筋肉のおとろえも感じるし。

となると、なにかしら外に出て行動したいものですが、
しかし私はいま花粉症です。マスクをつければ意外に出歩けるけど、
でも自ら進んで出かけようという気持ちにはなりにくい。天気はいいけどね。

そこで。
これはあさってのラジオでも話すことなので、ここで書いちゃっていいものか、
ちょっと迷うとこではあるんですが、今考えたいので考えます。

世の中の人は、よく「やってみなけりゃわからない」というけれど、
「すでに先人がやってくれちゃっていること」も大いにあるわけです。
本を読めばわかること、ってのも、世の中にはありますし、
歴史に学ぶことをバカにしてはいけない。

でも、その一方で、本当に「やってみないとわからないこと」も、
あるとは思います。それはどういうものなのか。
どこまでが「本やネットでわかること」で、どこからが「やらないとわからない」のか。
「不可知」とはどういうものか。そこを考えてみたい。

まず、「自分にまつわること」は、基本的にはやってみないとわからないと思います。
自分のことは、どんな本にも書いていませんから、
自分が何が好きで、どういうことを楽しいと思うのか、
何を大事にしているのか、何が得意なのか、というのは、
生活していく中でしか分かりようがないことです。

また、「自分」というものは、刻一刻と変化していきますから、
その知識はつねに塗り替えられていかないといけません。
1か月前には耐えられなかったことが、今耐えられるようになってたりします。
そういう意味ではアドベンチャーゲームのステージみたいなもので、
ゲームが進むと、行けなかったとこに行けるようになります。

で、そう考えると、自分以外の人も、それぞれにとっては「自分」ですから、
上と同じことが言えるわけです。つまりやってみないとわからない。
人間にまつわることは、およそやってみないとわからない。
という風に結論がいえましょう。

ただ、自分はともかく、他人に対して「やってみないとわからない」
という精神で行動するのは、リスクがあります。
そのリスクを軽減させるために、いろいろなものが生まれているわけです。
「礼儀作法」や「マーケティング」や「占い」など、本当にいろいろなものが。

他人に対しても、「やってみても許される失敗」と
「やったら許されない失敗」があるとは思っていて、
前者は積極的にやっちゃってもいいと思うんです。
前者と後者の見極めが難しいですが。このへんのつづきはラジオで。

じゃ、人間以外のことに関してはどうか。
たとえばモノの性質のことや、物理法則のようなものは、
これはむしろ、経験ではほとんど知りえないことです。先人に頼ったほうがいい。
最先端レベルにまでたどりついたら、そこでようやく「実験」が
意味をもつようになりますが、それまでは勉強あるのみです。

ただ、こういう場合にも「やってみないとわからない」と言える場合はあって、
小学生の理科実験なんかがその最たる例です。
アレは実験としては何も新しいことを発見していないわけですが、
でも小学生本人にとっては、実際にやってもらうことで
「あ、本当にこの法則通りになるのか」というのが、実感とともに理解できる。

つまり、「実際にやってみることによって、本などで学習するよりも
より早く、確実に理解できる」という意味での「やってみないとわからない」。
「百聞は一見にしかず」ということわざで表されるタイプです。

さて、そう考えると、「やってみないとわからない領域」には
3つあることがわかってきました。
ひとつは自分に関する情報、ひとつは他人に関する情報。
もうひとつが、「百聞は一見にしかず」型の情報。

そして、3つめは、ものすごく勉強すればなんとかなる場合もあるけれど、
ほかのふたつは、最終的には「やるしかない」というとこに行きつきます。
勉強によって、不確実性を減らすことはできるけれど。
―――――――――(3時間後)―――――――――
いやー、でも書いておいてなんですけど、やっぱ本読むの必要やわ。
自分以外の人がどういう視点で世界を見てるかってことは、
逆に本にしか書いてないと思うんです。
それはけっして「体験」できるものではないから。

というわけで、なるべく自分と違う人間の書いたものを読もう。
ないし違う人間が作った音楽を聴こう。
「興味のない音楽を聴こう」を始めてみてわかったことが、
数えるだけでも7個ぐらいあります。

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