起業にまつわる神話

〈起業〉という幻想 ─ アメリカン・ドリームの現実
スコット A シェーン
白水社
売り上げランキング: 165,662

最近Amazonアフィリエイトを貼ることを覚えまして、
まあいつかこれがお金になったら面白いなーぐらいの気持ちでやってます。
たぶんならんとは思うんですが、なったらおもしろい。
ちなみに初級者のうちは商品のうち3.5%が手数料として手に入るそうです。
上の本だと88円。
うーん、額面としてはしょぼいが、でもちょっと楽しい。

あと報酬はAmazonギフト券で支払われるそうですね。
そこはすごいシステムだなと思う。送金に手数料がいらないんですから。

楽天にもアフィリエイトはあるらしくて、
こっちは広告料が商品によって違うみたいです。
より宣伝したい人は、より多く広告料を支払ってるみたいですね。

うわ、っていうかちゃんと調べると、
アフィリエイトってけっこういっぱいあるんですね。
てっきりAmazonだけだと思ってたら、
Yahoo!とかDMMとかFC2とか、バリューコマースとか、
だいぶいろいろあるみたい。

そして最近は「ライフタイムコミッション」という、
一度広告を見て買ったお客さんが同種の商品・サービスを購入したら、
そのたびにまた報酬が入ってくるといったシステムもあるみたい。
しかしネーミングが悪すぎて伝わりにくい。
アフィリエイトも外来語ですがもはや定着した感があるので、
「継続型アフィリエイト」的なネーミングにすればよかったのでは。

ライフタイムコミッションは、取引回数の多い、
FXの広告とかに使われてるようですね。なるほどな。
Amazonだと一度買った本を二度買うことはないけど、
FXだと何回も利用してくれそうだし。

―――――――――――

アフィリエイトの前置きをしてしまったので、
さも買ってほしくてこの文章を書いてるみたいになってしまいますが、
今回は『〈起業〉という幻想 ─ アメリカン・ドリームの現実』という本についてです。

起業家、と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるか。

っていうときにパッと出てくるのは、
おそらくマーク・ザッカーバーグとか、あるいはスティーブ・ジョブズとか、
「若くして何人かの仲間とコンピュータ・IT関係の分野で
 革新的なアイディアを思いついてそれをビジネスにしてしまう人」
なんじゃないかと思われます。

そして、そういった人々は強いリーダーシップをもち、
新しいアイディアに満ちており、人脈が豊富な、
「特別な人たち」だ、というイメージがある。

けど、実際のところはどうなのか。

「典型的なアメリカの起業家は、カレッジを中退した四十歳代の既婚白人男性である。
 (中略)彼が始める新たなビジネスは、彼自身が長年その業界で働いた経験のある、
 建設会社や自動車修理工場のようなローテクのものだ。
 (中略)彼は生活費を稼いで家族を養いたいだけだ。
 要するに、典型的な起業家とは、よくいるあなたのお隣さんのことである。」

1.若くない

2.ハイテクでもないし、新しくもない

3.たいていは1人か、または夫婦で起業する

4.世界に変革を起こしたいとかではなく、
  単純に「他人の下で働きたくないから」という理由がもっとも多い

5.とくにリーダーシップといった「起業家的な性格」があるわけでもない

というのが現実。
ほかにもおもしろい事実としては

6.アメリカに起業家が多いわけではなく、
  ペルーやトルコの方がはるかに起業がさかん

7.国が豊かになると、起業する人は減る

8.カリフォルニアのサンノゼ(シリコンバレー)よりも、
  アメリカ中部の片田舎のほうが起業家の割合が多い

などもあります。

どうしてそういうことになるのか、っていうのは、
この本の中にくわしいデータが挙げられてるので、それを読んでみてください。

読む前の「起業」のイメージっていうのは、
まさしく特別な能力をもった若者たちによって成し遂げられる、
IT・ウェブサービス系の新企業設立、っていう感じだったんですが、
読んだあとのイメージとしては、
起業というのはすごくありふれた、普通のことで、
たいていはおじさんがやるものである。
さほど成功率は高くないし、設立する段階で挫折する企業が6割いる。

あまり明るくはないイメージですが、
起業しようと思っている人がこの本を読んだら、
たぶんむしろ「よし、起業しよう」と思うんじゃないか、
と思います。
その意味でこの本は、実は「起業をやめろ」という本ではない。
タイトルからするとそんな印象がありますが、そうではない。
ちゃんと現実を知ろう、という本である。
現実を知った上で起業したい人は、
気をつけるべきポイントに気をつけて起業すればいいし、
ゆるーい気持ちで起業しようと思っていた人は、
もう一度よく考えることを促される本です。

世の中にあまたある成功哲学書とは違って(そもそも成功哲学ってなんやねん)、
この本が示している成功法はすごく具体的。

・起業するジャンルをよく選ぼう(ハイテク、教育・健康、卸売業、etc…)

・学校へ行け(大学中退すればいいってもんじゃない)

・誰かの下で働きたくないから、とか、失業してるから、といった理由より、
 利益目的でビジネスを始めた方がよい

・パートタイム的にやるよりは、フルタイムでやった方がよい

・参入しようとする業界での就業経験をもとう

ということらしいです。

メディアっていうのは、よくよく考えると、
「特異な話」とか「おもしろおかしい話」を中心に取り上げるものだから、
そればかり見ていると、世界の認識がまったく正反対になることがあるのかもなあ、
と思いました。ザッカーバーグやジョブズは本当に例外的存在。

正反対といえば、起業家はそんなにリッチじゃない、
むしろ同年代の会社員と比べれば安い給与しかもらっていない、
という話も、まあ意外ですねえ。
起業家っつったらそらもう利益がまるまる手に入るもんだと思ったら、
そういうことでもないようです。あと労働時間も会社員より長い。これはしょうがないけど。

ラクして金を稼ぐ方法というのはないものなのかなあ、
いや本当に。甘ったれたこと言ってますが。
アフィリエイトで暮らしてる人もいるそうですが、
そういう人は何百ものサイトを運営して、それらからちょっとずつ収益を得て、
合計30万円とかにしてるそうですよ。なんて大変な。
(参考情報:桜川マキシム第86回放送

広告

0 Responses to “起業にまつわる神話”



  1. コメントする

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中





%d人のブロガーが「いいね」をつけました。