2年目にして思う

社会人、という言い方は好きではないのだけど
(大学生だって高校生だって、小学生だってある意味じゃ社会人だろう)
社会人2年目というのは、
人生のレールをすべて渡りきってしまった時期である。

小学生のときは小学校というレールに乗り、
大学生のときは大学というレールに乗ればよかった。
就職だって、就職活動というレールに乗ればそれなりになんとか就職してしまえるし、
会社に入れば、「新卒」という扱いでなんとなく1年ちやほやされる。

が、会社員2年目となると、それはもう「ただの人」である。
今まであった「このシステムに乗っかっておけば大丈夫だろう」という安心感から、
それはもうけっこうな勢いで放り出される。
昔はその気持ちを定年まで持つことができたのかもしれないけど、
現代の「会社」にそういう家庭的な雰囲気はみじんもない。

1年目を過ごしているときに直感したのだが、
ほっておいたら会社が自分を成長させてくれるとか、昇進させてくれると思ったら大間違いである。
会社は極端にいうと、君のライフプランなんかどうでもいいし、
君がつまらない作業を24年間やり続けても、別にそれは一個のよくできた歯車なのだから、
会社としてはそれでオールオッケーなのである。(給与さえ安ければね)

というわけで結構いま荒野に立たされている気分です。
いや、日本の会社だから、めったなことではクビにはならないし、
ダラダラいようと思えば、たぶん案外ダラダラいれると思うのだけど、
まあそれで貴重な時間を使うのもなあと思うし。

(「めったなことではクビにならない」と書いたけど、
 こういう安心感はやっぱり怠惰を生み出しちゃうよなあ、とあらためて思った)

あと、1年目を過ごしてみて、「これは失敗したなあ」と思うのが、
「俺はまだ若いから」と何かにつけて思っていたところ。

配属先で、新卒が5人いるんですけども、その中で最年少なんですよ。
ほかはみんな留学していたり、大学院に行ったりしていて、ちょっと年上なんです。
もちろん、配属先を通じても最年少です。

で、年上の先輩やら同期やらが、まあなんかのほほんと過ごしている(ように見える)ので、
「俺はまだ若いし本気出さなくても大丈夫」みたいに思っていたところがあって。
「あの年までにはあのぐらいのレベルを超えられていたらいいや」
みたいに思っていたところがあって。
今考えると完全に狂気の沙汰なんですが、目標(というよりベンチマーク)を、
「同じ会社の中の人」に置いてしまっていた。そのまま1年目を過ごしてしまった。
完全にアホでしたね。

同じ会社の人には失礼なんだけど、
どう考えてもそんな低いとこに目標を設定していいわけがなくて。
(正直、会社にリスペクトできる人がほとんどいない。)
目標設定を間違えたなあと思っています。

もっとすげえ奴、すごい奴を目標にしないといけない。
僕はそういう人に、この業界に入ってから1人だけ出会ったのだけど、
その人は今、同じ業界の別の会社に行ってしまった。

そのあとを追いかけてその会社に行けたらなあとも時々思うのだけど、
今の自分は業界内ではゴミに等しいというか、もう一番下っ端ぐらいの能力しかないので、
転職というわけにもいかないじゃないですか。

業界自体は面白いんだよ。仕事自体もときどき面白い。
だから、配属でたまたまとはいえ、この業界になったことはとてもラッキーだと思っている。
しかし、会社がつまらない。これはなんとかしなければヤバい。
僕は、世の中で一番不幸な仕事というのは、
「単純労働で大して頭も使わないし成長もしない、かといって別に筋肉もつかないが、
 しかし長時間働かされ、健康を阻害される」というものだと思っている。
今がまさにそういう状態である。

なんとかしなければ。

で、逆説的に思うのは、今いるこのリスペクトできる人がほとんどいない会社で、
それでも一番になろうとすることなんじゃねえのかなあ、と思うわけよ。
周囲をけちょんけちょんにできるぐらい、ぶっ飛んで優秀であるべきだと思うのだ。

気をつけなければいけないのは、「優秀である」というのは、
どこかの能力がずば抜けているということだけではなく、「欠点がない」ことも求められる。
僕がいた高校や大学は、基本的に加点法の世界で、
「多少どこかがダメでも、ある一点がぶっ飛んですさまじければそれでいい」という世界だったが、
会社というのは減点法の世界だ。うちだけかもしれないけれど。

そうしてぶっ飛んで優秀であり続けたとして、
それでも3年いても何も起こらなかったとしたら、
それはもう会社を変えるべき時だね。俺はそう思っている。

まずはベンチマークを探そう。

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※念のために書いておくと、1年目でなんの技能も身に付かず
 ただただ単純作業をやらされていたとかそういうわけではないのでご注意を。
 いろいろなことを学ばせてもらったと思っているし、
 去年できなかった様々なことができるようにはなったと思っている。

 ただ、この仕事が2年目も続いたとき、果たしてそこでどれだけのものが
 学べるのか、というところに正直疑問しかなくて、そこに危機感を覚えているのである。
 放っておいて学べることはおそらくほとんどないだろうなと思っているので、
 こっちから学びにいかないといけない。

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