航空券の価格グラフを読む

旅行に行こうと思った。

ときにハードルになるのが航空券の価格である。
ツアーパッケージで申し込んでもいいのだが、
自分がやりたい旅行はどちらかというと気ままな旅行で、
事前にプランが立ててあったりするのもあんまりよくないし、
まして自分で事前にプランを立てるのはもっぱらごめんである。

航空券とホテルのみがついているダイナミックパッケージというのもあるけれど、
それもなんだか面白味がないし、だいたいホテルがついてるってことはその日いる場所が限定されてしまうので、
なんだかなあと思うわけである。

というわけで航空券サイトを見てみるのだが、
よくよく考えるとそもそも「相場」がわからない。
この航空券は比較的安いのか、高いのか。
あるいはもうちょっとすれば値下がりするのか、あるいは値上がりするのか。
このへんが分からないとなんとも航空券を買うという決断がしにくい。
金額が大きくなればなるほど、日によって3万・5万と価格が違ってくるので、いつ買うかが一大事である。
5万円あれば台湾に行って帰って来れる。

で、前回の記事でふれたように、最近データに関する本を読んだので、
「よく考えると飛行機の価格ってグラフ化できるんじゃないか?」と思ったわけである。
同じ日程で、行きたい地点への日々の価格を記録していき、
それをグラフ化することでなんらかの法則性が見えれば面白いのではないかと。

私が行きたい国といえばイランかトルコ、あるいは台湾なので、
地域はこの3つに絞ってみる。

検索サイトについては各社がしのぎを削っているが、
ここは一番こういったデータ収集に便利そうなスカイスキャナーを使ってみる。
スカイスキャナーは検索機能が充実していて、
例えば「1か月間の検索」「最安値の月」の検索ができる。
前者は「行く月と帰る月は決まっているけど日付はいつでもいい」
後者は「月すら決まってないけどとにかく安く行きたい」というときにうってつけの検索である。

ためしに9月の東京⇔テヘランでの往復便の価格を見てみた。グラフ表示もできるのが非常に良い。
sep-tehran-tokyo

非常に分かりやすいことに土日出発が高くなっている。
反対に、土日帰国に関してはさほど変動がない。
13日(日)の帰国の方が、むしろ15日(火)の帰国よりも安い。

でももっとわかりやすいのはシルバーウィークの影響だ。
17~19日の出発が飛びぬけて高い。それに25日も(でもこれは謎)。
帰国はあからさまに21~25日が高い。

しかしながら、東京⇔テヘランはかなり便数が少ないため、
行きの日程を選ぶと、そもそも帰ることができる日程がいくつかに制限されてしまうため、
単純に最安値の行きと帰りを組み合わせることができず、実際にこの価格で組み合わせるのが難しい。
片道を組み合わせるのも難しく、そもそも片道便があまりないようだ。

というわけでもうちょっと便数が多いと思われる東京⇔台北間で調べてみる。
同じく9月行き・9月帰国で検索している。
sep-taipei-tokyo

台北の場合だと、先ほどテヘランで見られたような土日の影響が大きくない。
むしろこのシーズンで一番安いのは9月24日(木)と27日(日)である。

出発グラフを見ると、上旬に少し盛り上がりがあったあと、
シルバーウィーク序盤にむかってピークを迎え、その後はゆるやかに下がっている。
帰国グラフについては22日・23日が突出しているが、それ以外に関しては千円程度の違いしかない。

最後にイスタンブールについて見てみよう。
イスタンブールの場合、「直行便」か「乗継便」かで価格帯が大きく異なってくる。
上が直行のみ、下が乗継便の場合である。
sep-istanbul-tokyo3

山の位置は大きく変わらないが、価格帯がかなり異なってくる。(グラフの縦軸の目盛りを見て欲しい)
乗継便を使った場合、最も安いのは9月9日出発⇒9月18日帰国で、6万4000円程度でイスタンブールに行って帰って来れる。
航空会社がアエロフロート・ロシアなので一度モスクワに寄らねばならないけどね。

直行便の場合は9月22日出発⇒9月30日帰国で、この場合9万7000円程度になる。航空会社はトルコ航空。
3万円ほどの差があるので、ダラブッカとドフとレクを買ってもお釣りがくる程度だ。
(現地で買うと楽器は本当に安い。ちゃんとしたものでも。)

~~~~~~~~

今日1日時点の価格を見ただけでも、だいぶいろいろなことが把握できた。
これを日時を追って積み重ねていくとどうなるのか。
それをちゃんと数値化してデータにするとどうなるのか、というのはなかなか興味深いし、
それでちょっとでも海外旅行に行きやすくなるのであれば何よりである。

問題はどうやってデータを(人力ではなく)収集するかであって、
しかも航空会社や出発日程、あるいは乗継を選択することによってかかる追加費用と時間など、
もろもろ考えるべき変数は山積みなので、どれを選択するかは問題だけど、
それらすべてがそろえばけっこう面白いことにはなりそう。
航空会社とか旅行会社にはもう既にそういったデータがあるのかもしれないけれどね。
価格がどうやって決まるのか、というメカニズムの部分は今後把握したい。

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