ソムタムから始める情報学

タイ料理のソムタムを作りました。
※右側。左側はラープというひき肉のサラダみたいなもの
somtam

ふだんあんまり料理はしないのですが、久々にすると楽しいものです。
特にソムタムは一度作ってみたかったので作れて満足。

で、作りながら思ったのですが「何がどこまで代用できるか」という情報って
料理を作るうえでは大事だよなあということでして。

ソムタムはだいたい以下のような材料からできています。

・青パパイヤ
・にんじん
・いんげん
・プチトマト
・干しエビ
・にんにく
・唐辛子
・ナンプラー
・ライム汁
・パームシュガー

ただ、もろもろのレシピを調べてみると、
人によってかなり意見がバラバラではあるんですね。それぞれ以下のように変更可能です。

・青パパイヤ⇒大根でもいい
・にんじん⇒なくてもいい(あるいは青パパイヤなしでにんじんだけでもいい)
・いんげん
・プチトマト⇒なくてもいい
・干しエビ
・にんにく⇒なくてもいい
・唐辛子
・ナンプラー
・ライム汁⇒レモン汁でもいい
・パームシュガー⇒単なる砂糖でもいい

となるとソムタムの「本質」とはなんなのか?と考えたときに、
「大量のシャキシャキっとした千切りの野菜(主に青パパイヤ)といんげん、そしてちょっとの干しエビを
 唐辛子・ナンプラー・ライム汁などの酸味・砂糖などの甘味の4つがそろった調味料で和えて
 ひたすら叩いて味をしみこませていくサラダ」という感じになります。

で、こういう情報というのは例えばクックパッドの個々のレシピを見ていてもわからないわけですね。
クックパッドでいろんなソムタムのレシピを見た結果、
「あ、パームシュガーは砂糖でいいんだ」とか「にんじんはなくてもいいのか」とかわかるわけです。

こういう「その料理にとって何が本質的か」が可視化されているレシピサイトって、
実はあんまりないなあとも思っていて(あるのかもしれませんが)、
実際クックパッドを見て料理作る人も「いろいろレシピを見て必要なものを検討する」という過程を
踏んでいるのではないかと思うわけです(想像)。

これが可視化されると面白い、あるいは可視化する方法を考えられたら面白そうだなあという予感を持っております。
まあひとつ考えられるのは「ソムタム」というカテゴリーの中のレシピ(クックパッドには現在136件あります)で、
それぞれの材料の登場頻度を自動的に集計し、「89%のレシピが青パパイヤを使用しています」みたいなデータを抽出し、
ある一定の登場頻度の閾値(例えば50%?)を設けて、それ以上の数値になっているものを「本質的レシピ」みたいな形で紹介する、
というのができたら、まあ実用化するにはハードルもあるかもしれませんが、面白そうですよね。

で、逆に本質的なレシピがわかると、それに何を足してもよいか、というのもわかるので、
そうなるとかえって自由も広がる。たとえば砕いたピーナッツを足してもけっこう美味しいとか。

これは「レシピ」という「構成要素を明確に書くことができる」ジャンルだからこそできる技かもしれません。
たとえば絵画に関して青色が何%で緑色が何%、といったことを情報化してもおそらくあまり意味がないように。
(もし情報化してそこから何か発見できたら、それはそれで面白いのですが)

データを扱う仕事の面白さってたぶんそのあたりにあって、
「人間の目ではパッと見わからないこと(あるいは理解するのに膨大な労力を必要とすること)」を
「データという別の視点」から見ることで新しい事実や因果関係を発見すること、なんでしょうなあ。

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